伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 RECRUIT

CULTURE

先輩×後輩 CROSS TALK

先輩×後輩 CROSS TALK

※ 2019年3月31日時点の記事

01

お二人の関係性は?

三木:

私は薄井さんの指導社員であるので、時には厳しく指導することもありますが、部署の可愛い後輩でもあるのでよく飲みに行ったりしますね。そういえば、昨日も業務後に飲みに行きました。

薄井:

明日も飲みに行くじゃないですか(笑)

三木:

あっ、そうだ、あした家に来るんだよな。これは業務ではなく完全にプライベートですね(笑)飲みに行った時は仕事の話で盛り上がる時もありますが、それは少しで、プライベートな話題が多いです。

02

お互いの第一印象について

三木:

前もって自分が指導社員になることは通知がありましたが、どのような新入社員が来るのかという事前情報はありませんでした。初めて会った時は真面目な印象を受けましたね。口数が少なく、「もの静かな子なのかな」と思いましたが、挨拶はしっかりできていて礼儀正しかったので、社会人としての基本動作は問題ないな、と安心しました。

薄井:

私も配属初日に課長から三木さんが指導社員になると紹介されました。 「若い」というのが第一印象で、思わず「20代ですか?」と年齢を聞いてしまいました。「違うよ、お前はいい奴だな」と明るく返してくれたことを今でも覚えています。三木さんはその時のこと覚えていますか?

三木:

ごめん、全然思い出せない・・・(笑)

03

入社当時について

三木:

我々の課の新入社員は、BPグループでも最初の1年間はAPグループの仕事も覚えられるように指導しているので、2年目以降と比較すると外出の機会は多くありません。一方、私は外出する機会も多いので、意識的に薄井さんを同行させる時間を確保し、実際の商談を通して業界の知識や商品知識などを教えながら、お客様とのやり取りの仕方なども学んでもらいました。単なる私のアシスタントではなく、 「同じ目線で一緒に動いていく」という感覚です。 商社の仕事の一つとして、お客様から引き合いと呼ばれる商品購入の申し込みをもらい、それを鉄鋼メーカーに繋いで、そのやり取りを往復して条件を調整し、成約となるのが商売の重要な流れですが、私がお客様からいただいた引き合いを彼に担当してもらい実務を経験してもらったりもしました。言葉だけではわからないこともあるので、「習うより慣れろ」ですね。

薄井:

わからないことがあると、第一に三木さんの指導を仰いでいました。1年目の時に三木さんに何度も言われて印象に残っているのは、「自分が扱う商材に興味を持ちなさい」ということ。その言葉を胸に刻み、ステンレスという商材に対する興味が強くなるにつれて質問も増えていきました。また実務については、三木さんの外出に同行してお客様との会話を聞きながら、お客様の発言の意図や、それに対する三木さんの回答など、商売の駆け引きを目の前で見ることができ、参考になることばかりでした。

04

これまでの中で印象的なエピソードは?

三木:

指導社員の期間は2年間ですが、うちの課では基本的に2年目から独り立ちして、担当のお客様を持ちます。私も営業に同行したり、困っている時にはアドバイスしたりしますが、基本的には一人で営業に行くことが増えます。現在では、薄井さんに様々なお客様を担当してもらっています。 ある時、薄井さんがお客様からの大きなクレームに対して解決方法を見いだせず、相談もできないまま問題を抱えてしまった時期がありましたね。 その時は二人でお客様の元へ行きました。私が同行した一番の目的は、クレームに早急に対応し解決することのフォローでしたが、私がどのように対応するのかを見てもらいたかったのも、目的の一つです。指導社員として私も学ぶことがありましたし、薄井さんにとっても勉強になった出来事だったのではないかと思います。

薄井:

私の担当のお客様のクレームにも拘らず、対応の遅れにより三木さんにも同行してもらうような大きな問題となってしまい、非常に申し訳なさを感じました。クレームの対応方法はもちろん勉強になりましたが、一番大きな影響は自分の仕事に対する心構えが変化したことだと思います。

三木:

この件以降、薄井さんが仕事に対して当事者意識を明確に持つようなったことが、最も大きな変化だったと思います。それ以前は、難しい仕事や分からない事は極力避けようという姿勢もあって(笑)、目の前の仕事だけに取り組んでいた結果、クレームが発生した際に迅速に対応できず、問題が大きくなってしまったようだったので。あの時から一つの仕事をなるべく自分で完結しようという気概を感じるようになりました。指導社員としては手取り足取り教えたくなるものですが、それだけでは中々人は成長しづらいので、「ある程度自分で主体的に考えさせる」、「当事者意識を持って行動させる」というのは大事だと考えています。

薄井:

確かに重要なメールはチェックしてもらっていますが、大体の業務は特に何も言われないので任せてもらっているなと感じます。しかし、少し危ないかもといった状況になると、声をかけてくれるので、「ただ任せてほったらかしにしているわけではなく、しっかり目を配ってもらっていると感じます。」

三木:

薄井さんがやり取りしているメールは必ず見ますし、会議での発言や電話の内容も聞くようにしています。仕事をしている様子をみると、今うまくいっているのか、少し悩んでいることがあるのかなど大体分かるので、仕事の進捗を見ながら適宜声をかけることができるよう見守っています。

05

この一年間での成長について

三木:

商品知識とか、業界内の人脈は飛躍的に増えていると思いますし、私を介さずに鉄鋼メーカーやお客様と一人で会話できるようになったことも、大きな成長だと思います。あとはクレーム対応にも動じなくなりました。 また、仕事の全体像が見えるようになったことも成長ですね。新入社員の時は目の前の業務で手一杯になってしまい、中々先が見通せなかったのですが、今では一度立ち止まって全体を見る感覚が芽生えつつあると思います。以前は私から言わないとお客様とのアポイントを取っていなかったのに、最近では気づいたら既に商談の日程が決まっていたりして、そういった部分でも全体感が見えてきているのではないかと感じます。

薄井:

確かに昨年よりは知識が増え、お客様とも少しは専門的な会話が出来るようになってきたと思います。また、「当事者意識」については、この1年で最も大きく変わったことですね。ただ、ある程度成長できたからこそ、「何が足りないか」わかるため、まだまだ未熟者だと感じます。

三木:

「商社は人脈」、ヒト対ヒトの仕事ですので、より人脈を広げるためにも対外的にもっと積極的に動き回ってほしいと思います。同行したり紹介したりと、動き回るサポートはできるので、どんどん声をかけてもらいたいと思います。そうすることが薄井さんの成長に直結しますから。

06

将来に向けて

薄井:

今は三木さんや先輩方のサポートに頼っている面が大きいですが、早く完全に独り立ちしたいと思います。また、先ほど三木さんが話されていた通り、業界内での人脈や知識をもっともっと深めていきたいです。将来的には海外に駐在して別の商材も扱ってみたい気持ちもありますが、最終的には今のステンレス課に戻りたいと思います。

三木:

キャリアで入社して以来、国内の仕事を担当させて頂いているのですが、MISIに入社を決めた理由が海外で働くことができるからという理由であったため、私も将来的には海外駐在を含めた貿易関連の仕事にも携わりたいですね。

07

MISIという会社の特徴は?

三木:

若手でも自由にやらせてもらえる風土があり、何か問題が生じた時には、「尻は拭ってやる」という雰囲気が周りにあるので、やることがかっちり決められた中で仕事をするよりやりがいがあるのではないかと感じます。大変だとは思いますが、主体的にいろいろなことを経験できる環境があるのはMISIの魅力の一つだと思いますし、その分成長できる機会も多いと感じています。

薄井:

大学時代の同期で時々集まって話すと、MISIは早い段階から実務を通して学ばせようという環境が整っていると感じます。またその実務も裁量を持ってやらせてもらっています。会社としては、社員に期待しているから自由にやって成果を出してくれ、という方針だと思うので、それを魅力的だと感じてもらえる方に来ていただければと思います。